ソーイングボックス
こちらは、2年ほど前に購入した アンティークのソーイングボックス。
今日は、このお話を。
ルサージュに通っていた頃、 パリの蚤の市で 初めてこの脚が長いタイプのソーイングボックスを見つけて、一目惚れ。
椅子に座った状態でそばに置くと、ちょうど腰のあたりに位置するので、とても使いやすそうで、 見た瞬間、絶対に欲しい!と思いました。
でも、あまりの大きさに ”日本まで持って帰って来れるか?”という不安がよぎり・・。
数ヶ月留学していた荷物の量を考えると、この大きなソーイングボックスを持って帰国するのは無理だし、
宅配で送るにしても、帰国直前だったため手配する時間が無い・・ということで、
散々悩んだ挙句、その時は断念せざるを得ない結果となってしまいました。
以来、パリに行くたびに探してはみるものの、中々好きな形に出逢えずにいたのですが、
ある時、運良く日本のアンティークショップで、このソーイングボックスに出逢うことが出来ました。
欲しかった猫脚タイプで、色も私好み。
とっても嬉しくて即購入したのですが、その後にひとつ問題が・・
それは、アンティーク家具独特のニオイがするということ。
蓋を開けると、そのニオイがどうしても漂ってくるのです。
その時に取り掛かっている刺繍作品の材料や糸などを入れて、 刺繍台のそばに置きながら刺繍することを夢見ていたのですが、 この中に材料を入れてしまうと、おそらくニオイが移ってしまう・・
そこで、箱の中を綺麗に掃除・長時間 外に出して風に当てる・ 重曹を置いて様子を見る・アルコールで拭く・ 何ヶ月か部屋用消臭剤を入れてみる・・など、 ニオイ消しのために、あらゆることを試してはみたのですが、 全て効果なし。
どうすることも出来ず、途方に暮れてしまい、結局そのまま時間だけが経ってしまいました。
でも、買ったからには やっぱり使いたい!!
ので、気持ち新たに、また 別の方法を試してみることにしました。昨日試したのは、”ホットミルク”。
ネットで、『ホットミルクを引き出しに入れておくと、冷める頃にはニオイが取れている』 という情報を見つけたので、早速試してみたのですが・・・残念ながら効果なし。
なので、今日からは冷蔵庫の消臭剤(炭)を入れて試しているところです。
炭はかなり消臭効果があるらしいので、このまま引き出しに入れて、数ヶ月様子を見ようと思っています。
もし、これでもダメなら、切ったジャガイモを入れて置くというのも効果があるらしいので、
それも試してみようかなと。
そして、それもダメなら・・・ もう 木の表面を削り、新しい木で内部を貼り替えるしかないかもしれません・・・。
そうなればかなり大掛かりになってしまうので、何とか炭の消臭剤で解決出来れば良いのですが・・・。
使えるようになるまで、まだまだ時間がかかりそうなのですが、 せっかく買ったお気に入りの品なので、
なんとか頑張ってみたいと思います。
