提出に向けて

長い自粛生活中、何をしていたかというと・・・
教室の仕事や自身の制作活動もしつつ、主にRSN(英国王立刺繍学校)の課題提出準備を進めておりました。 (”まだ やってたの??”というお声が聞こえてきそうで、耳が痛いのですが・・・)

必須提出物が ここ数年で色々増えて、準備にかなり時間を要しておりますが、
提出期限があるので、気合いを入れて頑張ってます。

こちらは その提出物のひとつ「シルクシェーディング課題のdrawing」。 drawing このdrawingは、花弁や葉脈の正しい角度や、陰影の理解を深めるために行う 大切な工程で、
カラーだけでなく、モノクロでも描きます。
課題に取り掛かる前に、先ずはこのdrawingを仕上げ、先生にチェックしていただきます。

ということで、既に手元に完成した物があったのですが、久々に出してみたら、紙が汚れてしまってて・・・。
どうしてもそれが気になり、やはり描き直すことにしました。

使用した色鉛筆は、ファイバーカステルのポリクロモス。
この色鉛筆は、上から色を塗り重ねても きちんと色がのり、綺麗に混ざってくれる優れもの。
当初は手持ちの色鉛筆でdrawingを進めていたのですが、どうも上手く描けない・・。
1本300円以上するので かなりお高いのですが、色々試した結果、1番良い!と辿り着いたのがこの色鉛筆です。  

またこちらは、額装処理のために使用するボード。 ボード 厚みのあるボードを正しくカットし、その後 額装処理に取り掛かるのですが、
このカット工程が なかなか難しい・・・。
結構厚みがあるボードなので、カットするのが大変なのです。
もしかしたら、カルトナージュをされてらっしゃる方々は お得意なのかも??しれませんが、
私はこの手の作業が 本当に苦手。
何枚も何枚も失敗し、やり直しを繰り返しております。
実は、写真に写っているボートは全て失敗作。 シルクシェーディングの課題だけで、
こんなに沢山の枚数を使ってしまいました(泣)。

そして、このカット作業後も、更に大変な工程が待ち構えています・・・。
ボード上に歪みなく布を置き、その布がたるまないように、しっかり布地を引っ張らなければいけないのですが、握力が極端に弱い私は、この工程も超苦手。

先日、ようやく3技法分の額装処理を終えたのですが、親指の使い過ぎで ついに腱鞘炎になってしまいました。 残すは、最終課題のゴールドワーク刺繍のみとなりましたが、あまりの親指の痛さに 止むを得ず 現在休憩中。 刺繍をやり直したい箇所もあるのに、この時間が惜し過ぎる・・・。

今は 指をあまり使わずに済む 英文のレポート制作などを進めているところですが、
少し指が治ってきたら、早く仕上げてしまいたいと思っています。
今月中には 何とか終われるようにしたいのですが・・・頑張らなければ!