La Technique du Crochet de Lunéville
”Crochet de Lunéville(クロシェ・ド・リュネビル) ”と呼ばれるかぎ針状の針を使って、ビーズやスパンコールを縫い付けていく刺繍技法は、1860年代にフランス・ロレーヌ地方のリュネビルという街で誕生しました。 ビーズやスパンコールを速く・正確に、そして丈夫に刺繍出来るので、オートクチュール(高級仕立て服)を手がける刺繍職人たちにとって、欠かせない技法のひとつとなっています。 クロシェ針の扱いは 慣れるまでに少し時間がかかり、ご自宅で練習する時間が必要となりますが、少人数制でお1人お1人に時間をかけて丁寧にお教えいたしますので、安心してご参加ください。
同じくリュネビルの街で誕生した「Point de Lunéville(ポワン・ド・リュネビル)」と呼ばれる技法がありますが、この「ポワン・ド・リュネビル」がクロシェ針を使う刺繍の原点となり、後にビーズやスパンコールを縫い付けるテクニックが誕生しました。
日本では、クロシェ針でビーズやスパンコールを縫い付けるこの刺繍のことを「リュネビル刺繍」と呼んでいますが、厳密には「Broderie de Lunéville(リュネビル刺繍)」とは、「ポワン・ド・リュネビル技法」と「ビーズやスパンコールを縫い付ける技法」の2つを指し、それぞれ明確に区分されています。
尚、これらの技法は、2020年にユネスコ無形文化遺産に指定されています。
※ポワン・ド・リュネビル技法については、こちらをご覧ください。
https://lebonmiel.jp/broderie-au-point-de-luneville-2/
クロシェ針を使うリュネビル法は、糸に通った状態のビーズやスパンコールを縫い付けていくので、通常の針の穴には通らない小さなビーズも刺繍することが出来る刺繍技法です。
このため、繊細な作品に仕上がり、また通常の針よりもスピーディーに刺繍することが可能となっています。当教室では、本場フランスのアトリエや学校にて直接指導を受け、時間をかけて技術習得した講師が、このリュネビル法をお教えしております。