カーブ針

現在通っている英国王立刺繍学校(RSN)では、
刺繍課題作品の制作後、マウンティングと呼ばれる本格的な額装処理を行います。
その際に使用するのは、カーブ針。 201710150234137de.jpg 色んな種類のカーブ針。それぞれ太さやカーブの形状が違います。
RSNでの額装処理は、ボンドは使わずに、カーブ針で仕上げるのですが、
この工程も、刺繍同様 とても難しいのです。
マウンティングするにあたり、注意しなければいけないことが 沢山あるのですが、 その注意点を全て守りつつ、扱いが難しいカーブ針を使って仕上げなければいけないので、本当に大変。

皮細工の過程で、少し使ったことがあるものの、滅多に使うことがなかったカーブ針。
中々扱いに慣れず、思う場所に針が上手く刺さらない・・・。
悪戦苦闘しながら、ひたすら練習していました。

そんな中、RSNの同じクラスで お世話になった生徒さんが、
「これ、良かったら使ってみてください」と お勧めのカーブ針をプレゼントして下さいました。 20171015023414c68.jpg こちらは、京都の針屋さんのカーブ針とのこと。
早速試してみたら、今までの使ったカーブ針の中で 1番縫いやすい!
もちろん、私の技量が まだまだ追いついていないので、 縫うスピードは遅いのですか・・。
でも、この針のおかげで、少しコツが掴めるようになってきました。
良い針を頂いて、心から感謝です。

先日、ようやく額装の練習が終わったので、これから、いよいよ本番として、
実際の刺繍課題作品を、ひとつづつ額装処理していきます。
RSNでは、この額装処理も、採点対象となるので、 最後まで気が抜けないのですが、
頑張って仕上げたいと思います。