シュニーユ糸
今日は、注文していた こちらの Chenille(シュニーユ)糸が届きました。シュニーユはフランス語で ”毛虫”や”イモ虫”を意味します。
その名の通り、モコモコ・フワフワしているのが特徴の糸ですが、 今回注文したシュニーユ糸は、毛足がかなり短く、 ちょと珍しいタイプのものです。ルサージュの課題で使用したこの糸。
初めて目にした時は、”こんな材料もあるんだ〜!”と、
目新しい材料に触れられたことが とても嬉しくて、 ウキウキしながら刺繍したことを覚えています。
ですがこの糸、販売しているお店があまりなくて、 今までは入手しにくい材料のひとつでもありました。
やっと見つけた!と思っても、色のバリエーションがいまいちだったりして、 使いたい作品に対応出来ないことも多かったのですが・・・。
でも ようやく、少しづつ色んな色を売るお店が増えてきたので、 ちょっと気になった色を、今回いくつか購入してみました。
マットな質感が可愛い糸です。
ちなみに、こちらはよく使われているタイプのシュニーユ糸。
毛足の長さがちょうど良く、使いやすいです。
こちらは、シルク100%の糸。
とってもフワフワしていて、空気をたっぷり含んでいるような暖かさを感じるモコモコ感・ そして、シルクならではの色の発色が素晴らしく、本当に可愛い〜。
ルサージュでは、毛足の短いシュニーユ糸に加え、この糸も使っていました。
個人的にすごく好きな糸で、当教室のレッスン課題でも使用しています。
シュニーユ糸は、太い縫い針を使い、直接 布に刺繍することが多いですが、
クロッシェ針でも、刺繍する方法があります。
様々な材料を使い、色んな刺繍技法で表現していくことが、 オートクチュール刺繍の楽しさのひとつでもあると思うので、 その楽しさが少しでも伝えられるよう、 珍しい材料や技法を、これからの課題作りに 更に取り入れられたらと思っています。