葉と花のゴールドワーク刺繍
こちらは、Globe de mariée(グローブ・ド・マリエ)のために制作した、
葉と花の刺繍。
葉は、愛や祝福を象徴する「マートル」、
花は、幸福を意味する「ブライダルベール」と、
持続する愛を表す「アルストロメリア」をイメージして仕上げました。
どちらもゴールドワークの技法で刺繍し、
花には、クロスターアルバイテンの手工芸技法も少し取り入れています。



以前ご紹介したゴールドの鳥の刺繍にもゴールドワークの技法を取り入れていますが、
鳥の刺繍にはイギリスで学んだ技法を、そして今回の葉と花には、
スペインで学んだ技法を用いています。
ゴールドワークといえば、イギリスがよく知られていることもあり、
「スペインにもゴールドワーク刺繍があるのですか?」と驚かれることが多いのですが、
ゴールドワーク刺繍は、長い歴史の中で、国や地域ごとにさまざまな技法や表現が
育まれてきた伝統的な刺繍です。
スペインもそのひとつで、金属糸の美しく繊細な輝きと、
重厚で迫力のある立体感を生み出す素晴らしい技術が受け継がれています。
イギリスとスペインを比べると、共通する技法もあれば、異なる技法もあり、
また、仕上がりは同じように見えても、工程や刺し方が異なることもあります。
今回ご紹介している葉や花も、イギリスで学んだ刺し方で
よく似た表情に仕上げることもできますが、
両国の技法の特徴を知っていただけるよう、技法を使い分けて制作しています。
※こちらの写真は、葉の制作風景です。
小さなパーツなので、写真では少し分かりにくいかもしれませんが、
作品を通して、さまざまな国の刺繍技法や表現の違いも見ていただけたら嬉しいです。


